
寒い季節になると、普段以上に肌が敏感になる人もいるのではないでしょうか。
化粧水や化粧品にこだわる人はたくさんいますが、敏感肌を治すには「クレンジング」を使ったケアも大切なんです。
この記事では、敏感肌さんにぴったりなミルクタイプやクリームタイプのクレンジングを中心にご紹介します!
敏感肌になるメカニズム
敏感肌とは
よく「敏感肌」と耳にしますが、どのような状態を敏感肌と呼ぶのでしょうか?
多くの場合は乾燥によって肌の状態が敏感になり、肌のバリア機能が低下した状態を指します。
具体的な症状としては、
- 乾燥からくるかゆみ
- 赤み
- 痛み
などがあげられます。
乾燥する程度でしたセルフケアでも対処できますが、赤みや痛みが出ると「炎症」になるので皮膚科の受診をおすすめします。
敏感肌の原因
実は敏感肌というのは生まれつきなるものではないんです!
以下が敏感肌の要因になっていることが多いです。
原因① 乾燥
- スキンケア不足/安い化粧品の使用
- 気温が寒い
- 冷暖房のつけっぱなし
原因② NGスキンケア
- こするクレンジング/洗顔
- メイク落としシートの使用
- 40度以上のお湯で洗う
原因③ 生活習慣
- ストレスの多い生活
- 睡眠不足、夜更かし
- 栄養バランスの乱れ
- ホルモンバランスの乱れ
原因④ アレルギー
- 幼少期にアトピーだった
- 花粉症
原因⑤ 雑菌
- メイク道具が不衛生
- スキンケア用品が古い
敏感肌さんの多くは①〜③が原因となりますが、特に症状が重い方は④や⑤の原因かもしれません。
アレルギーが疑われる方は一度医療機関を受診し、原因を特定することをおすすめします。
また、雑菌に関しては「スキンケア用品は開封後1年以内に使い切る」を目安に考えましょう。
肌に優しいクレンジングの選び方
クレンジングの種類
クレンジングにはいくつか種類があります。
洗浄力が強く肌に負担が大きい順に並べると以下のようになります。
タイプ | 特徴 | 洗浄力 | 肌への負担 |
オイル | メイクに馴染みやすい | 高い | 大きい |
シート | 持ち運びに便利 | 低い | 大きい |
リキッド | べたつかずまつエクにも使える | 高い | 大きい |
ジェル | 弾力があり摩擦が少ない | やや低い | やや大きい |
クリーム | 保湿力が高く馴染みやすい | やや高い | 少ない |
ミルク | 保湿力があり馴染みやすい | やや高い | 少ない |
アイリムーバー | ポイントメイクを落とす | 高い | 大きい |
クレンジングの選び方
メイクの濃さで選ぶ
メイクの濃さは、ベースメイクの濃さを基本に考えます。
目元はポイントメイクリムーバーや洗浄力が強めのオイルを利用するのもいいですね。
普段からメイクの濃い方は洗浄力がありかつ肌に優しいタイプを選ぶようにしましょう!
反対にメイクが薄い方は無駄に肌への負担をかけることになってしまうので洗浄力が低くても大丈夫です。
余計なものが含まない商品を選ぶ
着色料フリー・香料フリー・鉱物油フリー・アルコールフリーなど「刺激物を使っていない」商品は多くあります。
化学物質で肌荒れを起こす方もいますので、素材にこだわって選びましょう。
アレルギーパッチテストをおこなってみる
パッチテストは、商品を使用した時に肌に異常があらわれないかを事前にテストすることです。
チェック済みという商品も販売されていますが、すべての人が必ず大丈夫というわけではありません。
購入する前に確認しておきましょう。
配合成分をチェックする
洗浄力だけでなく、保湿成分にも注目しましょう。
特に
- セラミド
- ヒアルロン酸
といった保湿効果が高い成分を含む商品を選びましょう。
正しいクレンジングの方法
スキンケアの順番
スキンケアは正しい順番でおこなわないとせっかくの美容成分が肌に浸透しない原因になります。
正しいスキンケアの順番は知っておきましょう!
正しいスキンケアの手順
- 肌に優しいクレンジングでメイクを落とします
- 良く泡立てた洗顔料を使ってぬるま湯で洗顔します
- 洗顔が終わったらすぐに化粧水をつけます
- 浸透したら美容液を浸透させます
- 水分が蒸発しないように乳液でカバーをします
クレンジングの手順
クレンジングにもやみくもに落とせばいいわけではありません。
正しい手順でおこなうと、効率もアップします。
正しいクレンジングの方法
- 適量を手に取り体温で温めます
- おでこ、鼻、あごと油分の多いところから伸ばしていきます
- 次に目元や口元を指先で丁寧に伸ばしていきます
- メイクが浮いてきたらぬるま湯で洗い流します
クレンジングのポイント
素早く洗い流す
なるべく30秒以内に洗い流しましょう。
クレンジング剤が長時間肌にのっていると、必要な分の油分まで洗い流してしまいます。
肌の乾燥の原因にもなるので素早く洗い流すことを心がけましょう。
ぬるま湯を使用する
温かければいいというものっではないので、42度以上のお湯を使わないように気をつけましょう。
高温すぎると必要な皮脂まで流されてしまうからです。
乾燥肌が悪化する原因になります。
肌の状態に合わせる
敏感肌が悪化し赤みがある時は、メイクやクレンジングは控えましょう。
その場合、ぬるま湯でささっと洗い流しスキンケアも軽く化粧水をつける程度におさえましょう。
おすすめのクレンジング10選
お手頃価格のプチプラクレンジング
つつむ ジェントルクレンジング (DECENCIA)
肌にのせるだけでメイクが落ちるので、こする必要がありません。クリームタイプのクレンジングで、お肌の弱い方や、アトピーの方にもおすすめです。
無添加メイク落としミルク(カウブランド)
牛乳石鹸が由来のメイク落としです。お値段のわりに洗浄力・保湿力のバランスが良く、様々な媒体で紹介される人気の商品です。
着色料や香料、防腐剤、品質安定剤、鉱物油、アルコールなどを排除した低刺激のアイテム。保湿効果の高いセラミドも含まれており、洗い上がりはしっとりしています。
モイストクレンザー(フルーティア)
セサミオイルを使用した商品です。ベタつかず、洗い上がりはもっちりとしているので使い心地も上々。泥成分が配合されているため、古い角質を取り除いてくれる効果もあります。泥に含まれるミネラルが保湿力も高めてくれます。毛穴のケアに人気のアイテムです。
高級で人気のクレンジングミルク
アンネマリー・ボーリンド ローズデュー クレンジングミルク
ドイツで作られた自然由来のクレンジングミルクです。バラの香りがするため、使っている最中も気分は高まります。ローズデューシリーズは、アンチエイジングの商品です。洗浄力だけでなく、高い保湿効果があるため、肌のハリが無くなってきた方にもおすすめです。スッキリかつしっとりした使い心地で人気を集めています。
ノブⅢ クレンジングクリーム(ノブ)
ノブⅢシリーズは、臨床皮膚科学に基づいて敏感肌向けに作られた商品を多数とりそろえています。グリチルリチン酸2Kが抗炎症作用、スクワランやヒアルロン酸Naが保湿作用を持っています。「つっぱりや季節の変わり目のゴワゴワ感がなくなる」と人気です。
クレンジングバーム(D.U.O.)
濃いメイクでも毛穴の汚れをするすると落としてくれます。ウォータープルーフマスカラも落ちますし、W洗顔が不要なので肌への負担が少ないです。肌に害のない無添加素材を使っているので、敏感肌さんでも安心して使うことができます。
メイクが濃い方向けのクレンジング
クレンジングを選ぶ上では肌の特徴だけでなくメイクの濃さも考える必要があります。たとえ肌に優しいクレンジングを使っても、「洗浄力が弱すぎてメイクが落ちない!」なんてことがあったら本末転倒。メイクが濃い方でも使いやすいアイテムをご紹介します。
マイルドクレンジングオイル(ファンケル)
ウォータープルーフのマスカラでも落ちる強い洗浄力が特徴。濡れた手でも使えるので便利です。少量でするする落ちるので肌への負担も少なく、無添加の優しいクレンジングです。
オーガニックホットクレンジングジェル(HALENA)
3,564円
温感ジェルがじんわり温かい、特徴的なアイテムです。100%天然由来成分でできており、毛穴の汚れやザラザラ感も解消してくれます。美容液成分が含まれているので保湿力も抜群です。
ナチュラル派向けのクレンジング
メディプラス クレンジングゲル(Mediplus)
クッション性の高い素材が肌への摩擦を抑えながらメイクや汚れを取ってくれます。ミルクでありながらマスカラもするする落ちるので、クレンジングを複数使わなくても大丈夫です。
kikimate(TREE)
アトピーのや方や赤ちゃん用にも使われる材料で作られているので安心して使うことができます。洗浄力がありつつも保湿力バッチリ。昔からの肌荒れで悩んでいる方にもおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
肌に優しいクレンジングをご紹介してきましたが、敏感肌を改善するには毎日のケアが大切です。
敏感肌さんはクレンジングの際に次のことに気をつけましょう。
- なるべくミルクタイプやクリームタイプを使う
- 肌に刺激を与えない洗い方を心がける
- メイクの濃い部分は別のクレンジング剤を使う
敏感肌さんのほとんどは日頃の生活習慣や環境の影響で肌が荒れています。
原因を探りつつ、肌に優しいアイテムを使ってケアしましょう。