
クレンジングオイルを正しく使えていますか?
クレンジングオイルは洗浄力が強いため肌に悪いと言われることがありますが、正しく使えばお肌にも優しくすっきりとメイクを落とすことのできる便利なアイテムなんです。
逆に、正しい使い方を知らなければお肌に大きなダメージを与えてしまう可能性もあります。
オイルタイプのクレンジングは簡単に使えそうに見えますが、実は注意したいポイントがあるのです。
今回は、クレンジングオイルの正しい使い方の基本やクレンジングオイルの活用術、おすすめのクレンジングオイルについて解説します。
基本のクレンジングオイルの使い方ポイント3つ
まずは、基本のクレンジングオイルの使い方のポイントを3つ紹介します。
クレンジング全般の基本的なものからクレンジングオイル特有のことまでクレンジングオイルを使う上で必ず気をつけてほしいポイントですので、クレンジングに自信のある方も是非チェックしてみてください。
乳化させる
クレンジングオイルを使う上で一番大切なポイントが「乳化」です。
乳化とは、オイルに水を加えて白く濁らせること(乳白色になる)です。
乳化はすすぎの前に行う
乳化するタイミングはクレンジングオイルを馴染ませた後、すすぎの前に行います。
【基本の手順】
①クレンジングオイルを手に取り、メイクと馴染ませる
②クレンジングオイルが残っている状態の手に水を少し加え、乳化させる
③乳化させたら、やさしく顔全体につけてクレンジングオイルとなじませる
④クレンジングオイルが白く濁ってきたら洗い流す
メイクとクレンジングオイルを馴染ませた後すぐにすすぐのではなく、手に少しずつ水を加えながら徐々にすすいでいくようなイメージですね。
しかし、乳化させることに集中しすぎて力を入れてお肌をこすってしまうと汚れを毛穴に押し込んでしまうことになるので、必ず力を入れずに優しく落とすようにしましょう。
乳化が必要な理由
オイルクレンジングでメイクが落ちる過程は、
①クレンジングオイルとメイク(油分)が馴染む
②馴染んだ油分を乳化させることで水と馴染みやすくする
③ぬるま湯でなじませながらすすぐ
となります。
水と油は本来混ざり合わないものなので、せっかくクレンジングオイルでメイクを浮かせても乳化させないですすごうとしてもオイルが肌に残ってしまいます。
クレンジングオイルが肌に残ると、油分が毛穴に詰まり酸化してしまうため毛穴の黒ずみやニキビなどの肌トラブルの原因になってしまいます。
乳化させることで、水分でオイルを洗い流しやすくしているのでメイクを落とすためには必ず必要な行程なのです。
乾いた手で行う
クレンジングオイルの説明書きやメーカーの推奨の使い方にはよく「乾いた手で行ってください」と書いてあります。
これは水分があると乳化してしまうため、油分がしっかりとメイクと馴染まなくなってしまい洗浄力が落ちてしまうからです。
洗浄力が落ちると肌をこすりすぎてしまい、肌に大きな負担になってしまいます。
乾いた手でクレンジングすることで、クレンジングオイルの洗浄力を最大限発揮させることができます。
また、最近では「濡れた手OK」と表記されているクレンジングオイルもありますが、なるべく水分のついていない手でクレンジングをした方がよいでしょう。よりメイクをしっかりと落とすことができます。
ゴシゴシこすらない
これはどのクレンジング剤を使う際にも大切なポイントです。
クレンジングの目的は「メイクを落とすこと」ですから、肌表面に乗っているメイクを浮かせるようなイメージで優しく行いましょう。
小鼻などの細かい部分は、指先でくるくると小さな円を描くように馴染ませると力を入れずにメイクを落とすことができます。
また、クレンジングオイルを使う時に一緒にマッサージを行うことはやめましょう。クレンジングは汚れを落とす作業なので、マッサージをしてしまうと毛穴に汚れを押し込んでしまうことになります。
マッサージを行うときは、スキンケア後に専用のクリームなどを使用して行ってください。
さらに使える!クレンジングオイルおすすめ活用術
クレンジングオイルは洗浄力が強いため肌に悪いとされていますが、正しい使い方をすれば短時間でしっかりとメイクを落とすことができるのでお肌への負担も少ないです。
とはいえ、洗浄力の強いクレンジングオイルをむやみに使ってしまうとお肌にとって必要な皮脂をとってしまう可能性があります。
使うタイミングやお肌の状態など、自分のお肌や環境に合わせてクレンジングを選ぶことが大切です。
ここからは、クレンジングオイルを最大限活用するために押さえておきたいポイントを解説します。
メイクの濃さに合わせて使い分ける
クレンジングはベースメイクに合わせて選ぶのが基本です。
下地やパウダーのみのナチュラルメイクの時は、クレンジングオイルの洗浄力は強すぎて必要な皮脂まで奪ってしまう可能性があります。
逆に強い日焼け止めを塗った日や、リキッドファンデーションなど濃いメイクをした日にはクレンジングオイルがおすすめです。
また、ポイントメイクにクレンジングオイルを使用するのも良いでしょう。
洗浄力の弱いクレンジングで濃いメイクを落とそうとすると、力が入ってしまったり長時間クレンジングをしてしまうため、お肌に負担をかけてしまうことになります。
ウォータープルーフのマスカラなどの濃いアイメイクや落ちにくいリップなどはクレンジングオイルを使うと少しの力でメイクを落とすことができるのでおすすめです。
その日のメイクの濃さやパーツごとのメイクに合わせてクレンジングを使い分けるようにしましょう。
肌状態によって使い分ける
クレンジングオイルは油分なので保湿してくれるのでは…と思ってしまいがちですが、乾燥肌や敏感肌の方にはあまりおすすめできません。
クレンジングオイルは界面活性剤という水分と油分を馴染ませるための成分が多く入っていることが多いです。
乾燥肌や敏感肌の方の場合、お肌に必要な皮脂がもともと少ない状態ですので、クレンジングオイルを使ってしまうと必要な皮脂まで落としてしまい、乾燥の原因になります。
普段は乾燥肌でなくても、乾燥を感じたり肌が荒れている時などはクレンジングオイルの使用は控えた方がよいでしょう。
逆に、オイリー肌やニキビ肌など皮脂の分泌が多い方にはクレンジングオイルがおすすめです。
ただし、オイルが肌に残ってしまうとさらにニキビができたり毛穴が詰まるなど肌トラブルの原因になってしまうので、しっかりと乳化させてオイルを落とすことが大切です。
また、オイリー肌さんの場合は皮脂の落としすぎにより、オイリー肌になってしまっている可能性があります。
1日3回以上洗顔やクレンジングをしていたり、1回のクレンジングが2分以上かかっているなど、過度な皮脂の取りすぎは皮脂の分泌をさらに活性化させてしまいます。
肌に必要な皮脂をしっかりと残して余分な皮脂と汚れだけを落とすことが美肌への近道です。
自分はオイリー肌だと決めつけずに、一度今までのクレンジングを振り返ってみてください。
日焼け止め落としとして使う
夏など紫外線が気になる季節は、強い日焼け止めを塗ることが多いですよね。
顔だけでなく腕や足、デコルテなど外部に出る部分にも強い日焼け止めを塗った日は、しっかりと落とせていますか?
顔はクレンジングなどで注意して落としていても体はボディーソープで洗うだけ…としっかり日焼け止めを落とせていないことがよくあります。
ボディーソープでは落ちにくい日焼け止めも、クレンジングオイルを使うとすっきり落とすことができます。
夏場は日焼け止めを塗る機会が多いので、しっかり毎日オフしていきたいですよね。
ただし、顔じゃないからといって強くこすったり何度もクレンジングオイルを使用すると肌荒れの原因になってしまうので、優しく丁寧に使うようにしましょう。
メイクをすっきり落とす!おすすめクレンジングオイル
最後に、おすすめのクレンジングオイルを紹介します。
メイクがすっきり落ちて、美容成分が多く配合されているクレンジングオイルを3つ選びました。
クレンジングオイル選びの参考にしてくださいね!
※紹介するのは多くの方が支持している@cosmeでの評価が高いものと、girls plus編集部の調べによるものです。
ファンケル マイルドクレンジングオイル
@cosmeベストコスメアワード2014 ベストクレンジング第1位♡
@cosmeベストコスメアワード2016 殿堂入り
@cosmeベストコスメアワード2015 ベストクレンジング 第1位♡
@cosmeベストコスメアワード2014 スキンケア新人賞
1700円(税抜き)120ml
CMでもおなじみのファンケル マイルドクレンジングオイル。
ウォータープルーフのマスカラもこすらずにするんと落ちます。無添加のオイルはのびの良いテクスチャーで力を入れることなくメイクを落とすことができるのでお肌に負担をかけません。
こすらずスピーディーに落ちるので、お肌本来のうるおいを逃さずメイクだけをしっかり落とせます。
まつげエクステにも使えるので、しっかりメイクのときにおすすめです♡
@cosmeではたくさん殿堂入りしています!評価も5,2で「マスカラもキレイに落ちる」「しっとりしてつっぱらない」「コスパがいい」とほとんどいい評価ですが、他の口コミでは肌質や人によっては「つっぱる」「洗浄力が強い」香りに関しては「あまり好きじゃない」などがありました。ですがこれだけいい口コミと続けて高い評価を受けているからこそ、ぜひ一度は使ってみて欲しいですね♡
詳しい口コミは公式@cosmeをご覧ください。
シュウウエムラ アルティム8スブリムビューティクレンジングオイル
オイルクレンジングランキング第2位♡
4400円(税抜き)150ml
シュウウエムラを代表するクレンジングオイルが2017年1月にリニューアル。
洗浄力もアップグレードし、8つの植物オイル配合の至福のテクスチャー。新しいカシミヤテクスチャーは肌馴染みもよくなめらかで心地よい洗い上がりです。まつ毛エクステにも対応。W洗顔不要だからお肌に負担をかけません。
自然由来成分98%なので、刺激を感じやすいお肌の方にもおすすめです。
@cosmeの評価では5,6と1位のファンケルマイルドクレンジングよりも高いです!「洗い上がりしっとり!」「角栓が気にならなくなる」香りに関しては「オリエンタル」「ハーブ系の香り」「ジンジャーっぽい」とありました。一方「ボトルがシャンプーみたいに大きい」「値段が高い(大きいから)」と少し不便な部分もあるみたいです。
詳しい口コミは公式@cosmeをご覧ください。
クレンジングで乾燥がきになる方はこれを使ってみてください♡
アテニア スキンクリアクレンズオイルアロマタイプ
@cosmeオイルクレンジングランキング第3位♡
@cosmeベストコスメアワード2016 ベストクレンジング 第1位
2016上半期新作ベストコスメ ベストクレンジング・洗顔 第1位
1700円(税抜き)175ml
最後のご紹介するのはアテニアのスキンクリアクレンズオイルのアロマタイプ。
大人のくすみ肌の原因である「肌ステイン」を解明し、日本初配合の原料「ロックローズオイル」が肌ステインをゆるめ洗い流します。高いクレンジング力に加えてくすみも洗い流すことで、陶器のようななめらかな肌へ。
ロックローズオイルをはじめアルガンオイルなどの4つの高級美容オイル配合で肌に必要なうるおいを閉じ込めます。
柑橘系のリラクシングアロマのアロマタイプの他に無香料タイプもあるので香りの苦手な方にもおすすめ。
@cosmeでは5,2!!口コミは「乾燥しない優秀な商品」「効果に満足!」「柔らかめのオイルがスルスルなじむ」香りは「レモングラスの香りが強い」「柑橘系のアロマの香りが癒される」などありました。
詳しい口コミは公式@cosmeをご覧ください。
さいごに
クレンジングオイルの使い方やポイントについて解説してきました。
クレンジングオイルを使う上で大切な「乳化」や「優しく丁寧に洗うこと」など、簡単なポイントをおさえるだけで肌に負担をかけることなくメイクを落とすことができます。
肌に優しいクレンジングをすることでスキンケアの効果が上がったり、メイクのりが良くなるなどお肌にうれしいことがたくさんあります。
その日の肌状態や、メイクに合わせてクレンジングオイルを有効活用してくださいね!