
日々のスキンケアに満足していますか?
愛用している化粧水や保湿クリームはあるけど、目に見える効果を感じられない…。スキンケア方法やアイテムを変えてみようにも、どれが自分に合っているのか分からない!
そんな方に取り入れていただきたいアイテムが「拭き取り化粧水」です。
いつものスキンケアに足すだけでOK。
気軽に試すことが出来、種類も豊富なので様々なお肌の悩みを持つ方にもオススメです。
その反面、拭き取り化粧水は肌の状態によって効果が大きく変わるので、正しい使い方や選び方を確認しておきましょう。
今回は、そんな「拭き取り化粧水」の魅力をたっぷりとご紹介します。
拭き取り化粧水とは
拭き取り化粧水とは、コットンにたっぷりと含ませ肌を撫でるように拭き取ることで、汚れを取り除いてくれる化粧水です。
拭き取り化粧水を取り入れることで洗顔やクレンジングで落としきれなかったメイクや汚れ、古い角質などを取り除くことが出来ます。
しかし、乾燥肌や敏感肌の方には成分に注意して選んでもらいたいアイテムでもあります。
そこで、ここでは拭き取り化粧水の「効果」と「成分」についてご紹介します。
拭き取り化粧水の効果
1、肌のターンオーバー促進
ピーリング剤ほど強い刺激はありませんが、ほぼ同じ効果を実感できます。古い角質を除去することで、肌のターンオーバーが促進し、肌のキメが整い、くすみのない透明感のある肌へ近づけます。
ターンオーバーを整えることでいつでも柔らかい素肌に!
2、肌の老化・毛穴の黒ずみに
洗い残しによる肌荒れを防ぎ、肌の老化原因である過酸化脂質(古い油分が酸化したもの)がつくられてしまうのを防ぎます。
また、毛穴の黒ずみの原因とされる皮脂や汚れの詰まりをふきとることで、毛穴レスな肌へ導いてくれます。
4、スキンケアのブースター
拭き取り化粧水によってクレンジングや洗顔で落としきれなかった汚れ、古い角質等を拭き取ることで、そのあとの化粧水・美容液・乳液の浸透率が高まります。朝は水洗顔のあとに拭き取り化粧水を使えば洗顔料いらずです。
5、メイク崩れやテカリの軽減
オイリー肌さんにオススメしたいのがメイク前の拭き取り化粧水。
余分な皮脂を取り除いてくれるので、メイク崩れやテカリが軽減されます。
拭き取り化粧水の成分
主な成分の効果や危険性を知っておくことで自分に合った拭き取り化粧水を見つけやすくなります。しっかりとチェックしておきましょう。
拭き取り化粧水を特徴づける主な成分は、以下の4つです。
アルコール(エタノール)
高濃度で配合されることで、お肌の汚れや皮脂などといった油分を取り除く効果があります。
しかし、アルコールの揮発性により、肌が乾燥してしまう場合もあるので注意が必要な成分です。
AHA(アルファヒドロキシ酸)
グリコール酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸、シトラス酸などの総称です。
AHAにはお肌の角質を溶かす力があり、ターンオーバーを促進させるはたらきがあります。
いわゆるピーリング効果もこれに含まれ、特に敏感肌の方は注意すべき成分です。
尿素
角質を柔らかくする効果があります。
これによって古い角質を溶かし、健康的な肌へ導きます。
また保湿効果も高く、ハンドクリームなどによく配合されています。
界面活性剤
肌表面に残った油脂を乳化させて取り除くはたらきをします。
拭き取り化粧水にクレンジングの補完的な役割をさせる際に複数配合されている場合があります。
肌が炎症を起こす危険性をもつ成分でもあるので敏感肌の方に限らず注意しておきましょう。
拭き取り化粧水の使い方
使い方
基本的には、洗顔後やスキンケアの一番最初に使用します。
洗顔後、すぐに使うこともポイントです。
1、清潔なコットンに適量を含ませる。
保湿目的の一般的な化粧水は手で温めながら使う場合もありますが、拭き取り化粧水はコットンに含ませて使用します。
含ませる化粧水の量が少なすぎると、コットンと肌の摩擦が大きくなって肌を傷つけてしまうので気を付けましょう。
通常のコットンより柔らかい拭き取り専用のコットンを使うとより良いですよ。
2、顔全体を撫でるように優しく拭き取る。
がざつき、毛穴の黒ずみなど気になる部分を重点的に。このとき、目や口の周りは乾燥しやすいのでなるべく避けてください。
ポイントはコットンを肌に滑らせるイメージで、撫でるように動かします。
ゴシゴシと擦ってしまうと、肌を傷つけてしまいます。
3、アフターケア
すぐにいつも通りのスキンケアを行ってください。使う拭き取り化粧水にもよりますが、保湿を重視したケアを行うのがベストです。
拭き取り化粧水後、そのままの状態で放置すると、乾燥や肌が過剰に皮脂を分泌することでニキビができる原因になってしまう場合があります。
〈注意〉
前述したように、拭き取り化粧水にはピーリング効果があるので、スクラブ洗顔などの肌への刺激が強いものとの併用は避けてください。
効果をアップさせる方法
◎蒸しタオルの後に
蒸しタオルで顔を温めた後に拭き取り化粧水を使う方法です。
顔を温めることで毛穴が開き、角質も柔らかくなるので汚れを落としやすくなります。
◎マッサージの後に
マッサージクリームなどを使ってフェイスマッサージをした後に拭き取り化粧水を使う方法です。
クリームの保湿感を損なうことなく、余分な油分を拭き取ることができ、おススメです。
よりもっちりとした肌に仕上げてくれます。
使用頻度
拭き取り化粧水は、前述してきた通り一般的な化粧水とは成分が違い、保湿を目的としているわけではありません。
そのため、使いすぎてしまうとかえって乾燥や肌荒れの原因にもなるのです。
使用頻度としては、朝か夜の洗顔後のどちらかだけにすることをオススメします。
自分の肌の調子を見ながら調節し、使いすぎないことが重要です。
人気の拭き取り化粧水
ここでは人気の拭き取り化粧水をご紹介していきます。
肌質には個人差があります。コスメカウンターなどで試せる商品はぜひ一度試してみることをおススメします。
拭き取り化粧水を選ぶ際の参考にしてみてくださいね。
PIXI『Glow Tonic』
250 ml 5,000円(税抜)
amazon
敏感肌・乾燥肌の方も安心して使える!
イギリス生まれの低刺激拭き取り化粧水です。
アルコール不使用で、毛穴を引き締める成分も配合されています。
また潤いをたっぷりと補給してくれるタイプの拭き取り化粧水なのでつっぱり感もありません。
ビオデルマ『Sebium エイチツーオーD』
こちらは敏感オイリー・混合肌の方向け!
拭き取り化粧水としてだけでなく、クレンジングとしても使用できます。
皮脂をケアしながらしっかりとメイクも落としてくれるのに低刺激。
肌質別にシリーズ化されているので別タイプなら、乾燥肌の方にもお使いいただけます。
キールズ『ハーバルトナーCL アルコールフリー』
こちらも乾燥肌の方にも使っていただけます。
傷の鎮静にも使用されてきたカレンデュラ花エキスが配合されています。
拭き取り化粧水としての効果はもちろん、抗炎症効果・鎮静効果があるのでお肌トラブルを防ぐことが出来ます。
肌に赤みやニキビがある際にも使用できます。
クリニーク『クラリファイングローション1.0』
アルコールフリーの角質ケアローション。
マイルドな使い心地で肌を乾燥させずに古い角質を取り除き、肌をなめらかに整えてくれます。
全てのスキンタイプにオススメされている商品なので、敏感肌の方も安心して使えますよ。
また、こちらのクリニーククラリファイングローション1.0は化粧水としての役割も兼ねているため、スキンケアの時短も叶えてくれます。
SK‐Ⅱ『フェイシャルトリートメントクリアローション』
アルコールフリーかつ配合成分はたったの7種類とシンプルな拭き取り粧水です。
SK‐Ⅱの独自成分であるピテラ™が、肌の状態を整え保湿してくれます。
また、柔らかい使い心地なのに汚れをしっかりと取り除いてくれるのが特徴。
いつものスキンケアの浸透率を格段にアップさせてくれる商品です。
肌にツヤを与え、くすみのない肌へ導いてくれます。
Obagi『ピーリングV10エッセンス』
5つの酸をバランスよく配合した、オバジのデイリーピーリングケアシリーズの拭き取り美容液です。
こちらの商品は朝晩使っても、肌に負担がかからない優しい使い心地です。
5つの酸(角質柔軟成分)が角質層全体に浸透し、古い角質をしっかりと除去してくれます。
毎日使い続けることで、肌のごわつきをなくし、つるつるな素肌へ近づけます。
オルラーヌ『ヴィヴィファイングローション』
こちらは拭き取り用としても使用できる化粧水です。
肌のモイスチャーバランスとPHバランスを整え、しっとりとなめらかな肌に整えてくれます。
こちらの商品は汚れを取り除くだけでなく、使用後の潤いを重視しているので特に乾燥肌の方にオススメです。
まとめ
拭き取り化粧水は落としきれなかった汚れや古い角質を取り除き、肌のターンオーバーを整えるのに役立ちます。
しかし、使い方を間違ってしまうと肌の調子を整えるどころか悪化させてしまいます。
自分のターンオーバーサイクルを知り、効果的に使用することが大切です。
また、自分の肌質に合った拭き取り化粧水を選びましょう。
そうすれば必ず肌が綺麗になったと実感できるはず!
毎日のケアにプラスα、拭き取り化粧水を取り入れてみてはいかがでしょうか。