
皆さんは普段のスキンケアで使用している美容液の効果を、十分に実感できていますか?
もしかすると、効果のありそうな美容液を何となく取り入れているだけ、、、という方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、時間もおお金もかけているのにいまいち効果を実感できていないとすれば、それ以上に勿体ないことはありません!
今回はそんなあなたのために、本当に効果を実感できる正しい美容液の使い方と選び方をお伝えします♡
♥美容液とは
1.美容液の基本的な役割
美容液とは、保湿成分をはじめとした様々な有効成分をお肌に補給するために用いるスキンケアアイテムです。
実は美容液とはどういうものかという正確な定義は存在せず、化粧品会社が各々の基準で美容液を作り、販売しているというのが現状です。ですから、テクスチャーや効果も様々です。
ただ化粧水などの他のスキンケアアイテムと比較した時、美容液には有効成分がより豊富に含まれているという特徴があります。
配合されている有効成分はアイテムごとに様々なので、自分の目的に合ったものを選ぶことが重要になります。
2.美容液の種類
自分の目的に合った美容液を選ぶために、まずは美容液の種類を整理しましょう。
➀エイジングケア美容液
エイジングケア美容液は主にしわやたるみが気になる時に使用するものです。
お肌は表皮とその下の真皮で構成されていて、しわとたるみはこの真皮の中でお肌の土台として弾力を保つ役割を果たしているコラーゲンやエラスチンが変性、減少してしまうことによって起こります。原因は紫外線や加齢です。
もう少し詳しく説明すると、保湿することで本来回復するはずの乾燥による細かいしわや表情を変えることでできるしわがいつの間にか深くなってきたり、涙袋、ほうれい線などがだんだん目立ってきたりするのは、コラーゲンの弾力が失われ、コラーゲンを繋ぎ止めて支えているエラスチンが減少することで起こっているのです。
これは、コラーゲンの量を増やす作用のあるレチノールやビタミンC誘導体などを配合した美容液を使用することで改善できます。
また、乾燥による細かいしわは保湿をしっかり行うことで改善できます。保湿力が最も優れていると言われる有効成分はセラミドです。ですので、セラミドも同時に取り入れられる美容液を選ぶのがベストです。
②美白美容液
美白美容液には、紫外線によるシミ・そばかすを予防、改善する効果があります。
では、シミ・そばかすに効く有効成分にはどのようなものがあるのでしょうか?
紫外線がお肌に当たると、お肌の内部で「メラニンを作れ」という指令が出されます。
有効成分は、この指令を邪魔してメラニンを作らせないようにするものと、指令が通りメラニンが作られ始めてしまった後にその生成を邪魔するものの二種類に分けられます。それぞれ以下の通りです。
指令を邪魔する有効成分
- カモミラET
- トラネキサム酸 など
生成を邪魔する有効成分
- アルブチン
- ビタミンC誘導体
- リノール酸
- コウジ酸
- エラグ酸
- ルシノール
- プラセンタエキス など
ここに挙げたものは厚生労働省の認めた医薬部外品であり、あくまで薬ではないものの、何らかの効果が認められているものです。ただし、どれが一番効くかは人によって様々なので、お試しサイズで購入できるものなどを色々試してみて自分に合ったものを探してみてください。
③ニキビ用美容液
ニキビは誰もが経験したことのある肌トラブルではないでしょうか。
ニキビができる直接的なきっかけは角質が毛穴の出口を塞いでしまうことです。出口を奪われた毛穴の中で皮脂が詰まり、アクネ菌が繁殖して炎症が起きるのです。
これを聞いてアクネ菌を殺菌するような薬を塗ろうとする人が少なからずいると思いますが、その考えは間違いです。なぜならアクネ菌はお肌の常在菌であり、健やかなお肌を保つためには必要なものなのですべて殺してしまうわけにはいかないからです。
それでは、ニキビに効く有効成分にはどの様なものがあるのでしょうか。
ニキビの炎症を抑える成分としては、ビタミンC誘導体、グリチルリチン酸が挙げられます。
また、ニキビの予防にはしっかりと保湿を行うことも大切です。すでにお伝えしたように、最強の保湿成分と言われるセラミドも配合している美容液を選ぶとより効果を期待できるでしょう。
そして、これは有効成分とは関係ないのですが、ニキビ用美容液を選ぶ際に基準にしてほしい大事なポイントがあります。
それは「ノンコメドジェニック」の表記があるかどうかです。ノンコメドジェニック化粧品とは、コメド=ニキビを悪化させる恐れのある成分をなるべく使わずに作られた化粧品のことです。これを使えばニキビが治る、といったものではありませんが、ニキビを予防するという観点では意味のあるものです。
④オールインワン美容液
オールインワン化粧品は、化粧水、美容液、乳液、クリームなどの役割をたったひとつで果たしてくれる、忙しい人にはとてもうれしい化粧品ですよね。旅行の際など、持ち運びにも便利です。
その中でも特に美容液としての役割を重視して作られたものがオールインワン美容液です。ただし、厳密な定義があるわけではないのでその効能やテクスチャーは様々です。
主に保湿、アンチエイジング、美白などの効果が期待できるものが多く販売されています。ここで紹介した有効成分と効能を参考にして、自分のお肌の悩みに合った有効成分が配合されているものを探してみてくださいね♡
⑤オイル美容液
オイル美容液とはその名の通りオイル状の美容液のことで、ものによって様々ですが、抗酸化成分やビタミン、ミネラルなどの有効成分を配合したものもあります。
お肌に潤いを閉じ込め、外部の刺激からお肌を守る効果が期待できます。
また、顔だけでなく体、髪への使用にも適しています。ただし、顔に関しては年齢とともにお肌の皮脂が減ってきたなと感じれば使用するようにしてください。
一言でオイル美容液と言っても様々なものがありますが、主に炭化水素油、油脂、ワックスエステルの3つに分類することができます。それぞれの特徴は以下の通りです。
炭化水素油
お肌への刺激がほとんどないため、敏感肌やニキビができやすい方におすすめです。ただし、しっかりと保湿をしてから使用してください。
→ワセリン、ベビーオイル、スクワラン など
油脂
人の皮脂の主成分である為、肌馴染みがいいのが特徴です。お肌に潤いを与えます。また、オイル美容液のほとんどは油脂に分類されます。ただし、ニキビができやすい方は使用を控えてください。
→アルガンオイル、オリーブオイル、馬油 など
ワックスエステル
炭化水素油と油脂の中間的な存在です。性質はオイルによって異なるので、個々で確認する必要があります。
→ホホバオイル など
油脂であるアルガンオイルなどは、後に紹介するブースター美容液としても用いることができます。
自分の肌質に合ったものを正しく取り入れることが大切です。
⑥ブースター美容液
皆さんはブースター美容液をご存知ですか?
ブースター美容液とは、洗顔後のお肌に使用することでその後の化粧品の吸収・浸透を助けてくれる美容液です。
ものによって違いはありますが、一般にお肌を柔らかくする効果や保湿効果が期待できます。
お肌に浸透しやすいように改良されたセラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸などの保湿成分が含まれたものや、アルガンオイルなどのオイルタイプのものがあります。
極度の乾燥などにより化粧品の浸透が悪く、お肌への効果がなかなか感じられないといった方は、ぜひ取り入れてみてくださいね。
⑦ピーリング美容液
ピーリングには余分な角質を剥がすことで毛穴のつまりを解消したり、くすみを取り去り明るい肌に導いたり、化粧品の吸収・浸透を助けてくれるといった働きがあります。
ただ、普通のピーリングだと刺激が強すぎてお肌がピリピリしてしまう、、、といった方におすすめしたいのがこのピーリング美容液です。
主な有効成分としてはAHAが挙げられます。AHAには表皮の細胞の結びつきを緩め、古い角質が自然に剥がれ落ちるのを助ける効果があります。
また、保湿成分もしっかりと配合されているものを選ぶことで、お肌への刺激を緩和することができます。選ぶ際に参考にしてみてくださいね。
⑧まつ毛美容液
最近よく見かけるようになったまつ毛美容液ですが、商品による効果の違いがいまいちわかりにくく、どれを選んだらいいのか悩んでしまうという方も多いのではないでしょうか。
しかし、目の周りの皮膚はとても薄く刺激に弱いため、成分をきちんと確認して購入することがとても大切なんです。
それでは、安心して使用でき、かつ効果の実感できる有効成分にはどのようなものがあるのでしょうか。主なものをまとめてみました。
保湿効果
- ヒアルロン酸
- オタネニンジン根エキス など
育毛効果
- ペプチド
- イチョウ葉エキス
- オクタペプチド
- ケラチン など
まつげを丈夫にする効果
- オタネニンジン根エキス
- セイヨウイラクサ など
まつ毛美容液は配合されている有効成分によって効果が変わってきます。自分に必要な有効成分が配合されているものはどれか、しっかり比較して購入するようにしましょう。
⑨ハンド美容液
ハンド美容液とは、手専用に作られた美容液のことです。手は日常生活でダメージを受けやすく、荒れてしまうことも多いですよね。そのため、年齢が表れやすいといわれるパーツでもあります。
ケアしたいけれど、ハンドクリームはべたつくから苦手、、、という方にお勧めしたいのがこのハンド美容液なんです。
あくまでも有効成分をお肌に浸透させることを目的としているので成、保湿成分やアンチエイジング成分で肌荒れをきちんと改善しつつ、油分を必要以上に含まないさらっとしたテクスチャーのものが多いです。あまり馴染みがないかもしれませんが、使ってみるとハマるかもしれませんよ!♥
有効成分はここまでに挙げたものを参考にしてみてくださいね。
♥【種類別】美容液の使い方
次に、使用するパーツごとの効果的な使い方を見ていきましょう。
まずどれにでも共通して言えることは、商品に記載された使用量はきちんと守るべきであるということです。少なすぎても効果は期待できませんし、たくさん塗ったからよく効くというわけではありません。
それぞれの使用量は、その化粧品が一番効果を発揮できる、その化粧品を作った会社による研究成果です。ですので必ず守るようにしてくださいね。
顔
- まず、手のひらに美容液を適量取ります
- 次に、手のひらに美容液を広げ、両手でお肌を押さえるようにして顔の中心から外側に向かって広げていきます。
- 目や口の周りの皮膚の薄い部分や、自分で乾燥しやすいなと思う部分には特に丁寧に馴染ませてくださいね。
まつ毛
- まず、上まつ毛の中央の根元にブラシを当て、毛先に向かってジグザグに動かしながら美容液を塗っていきます。
- 次に、目頭側、目尻側、に向かって同様に美容液を塗っていきます。根元から毛先に向かって、一本一本しっかり美容液が塗れているか確認しながら行ってくださいね。
- 最後に下まつ毛も目頭側から、根元から毛先に向かってブラシを動かし、塗っていきます。
- 全体を通して、目の中に美容液が入ってしまわないように丁寧に塗って下さいね。また、目の周りの皮膚はとても薄く繊細なので、余分な場所に付けてしまわないように気を付けてください。
手
- 適量を手のひらに取ります。
- 手の甲、手のひら、指、爪の周り、手首に優しく広げていきます。指の間や関節のしわの間も忘れず丁寧に馴染ましょう。
- 手の甲、手首は反対の手のひらで円を描くように、指は付け根から指先にかけて反対の親指の腹で円を描くようにマッサージしながら馴染ませていくと血行もよくなってさらに効果的です。
♥効果的な美容液の選び方
ここまで様々な美容液の種類を見てきましが、実際どの美容液を購入すればいいのでしょうか。
一番大切なポイントは、自分のお肌の状態から今の自分に必要な有効成分は何なのかしっかりと把握し、それがが配合された美容液を見つけるということです。
わざわざ調べなくても明確な場合はいいですが、自分のお肌の状態を自分一人で的確に把握するのは難しいですよね。そんな方にぜひ利用してのが、無料でできるネット上やアプリの肌質診断、もしくは化粧品会社のコスメカウンターです。
もっと徹底的にお肌の悩みを改善したいという方は美容皮膚科の美肌ドックを受診するという手もあります。これはそれなりにお金のかかるものですが、お医者さんの的確なアドバイスが聞けるという利点があります。
自分に合った美容液の候補がいくつか出てきたら、残りの判断材料は価格、テクスチャー、香りなどです。実際にサンプルやお試しサイズなどで試してみて決めるのが一番良いですが、難しそうなら口コミなどを参考にしてみてもいいでしょう。
♥おすすめ美容液
最後に、おすすめの美容液をいくつか紹介したいと思います。ぜひ参考にしてみてくださいね!
①DHC 薬用レチノAエッセンス
こちらの美容液はしわやたるみの予防・改善に効果的なレチノールを配合しており、エイジングケアに有効です。
また、ターンオーバーをサポートして古い角質の排出を促す作用もあり、さらに保湿効果も期待できる美容液です♡
②HAKU メラノフォーカスV
こちらの美容液はトラネキサム酸などの美白成分を配合しており、シミ・そばかすの予防に有効です。
13年連続で美白美容液市場売上ナンバーワンに輝いている実力派です♡
③IPSA ピンプルクリア
こちらの美容液はニキビの炎症を抑えてくれるグリチルリチン酸を配合しています。
無色透明なので、上から化粧を重ねても浮きにくいというのが嬉しいポイントです♡
トラネキサム酸も配合しており、ニキビ跡の予防にも有効です。
④メディプラス メディプラスゲル
こちらのオールインワン美容液は、最強の保湿成分であるセラミドや、ヒアルロン酸、コラーゲンなどの有効成分を配合しています。保湿効果が十分に期待でき、また、これ一つでお手入れが済むのでコストパフォーマンスにも優れています。
⑤HABA スクワラン
こちらは純度99.9%のスクワランでできたオイル美容液です。お肌への刺激が非常に少なく、誰でも安心して使用することができます。
⑥エテュセ 薬用スキンバージョンアップエッセンス
こちらは洗顔後のお肌に馴染ませることでその後の化粧品の浸透を助けてくれるブースター美容液です。
保湿成分であるヒアルロン酸やニキビの炎症を抑えてくれるグリチルリチン酸なども配合されています。
⑦MUNOAGU ナチュラルピールエッセンス
こちらは皮膚科医の共同開発で生まれたピーリング美容液で、洗顔後のお肌に馴染ませるだけで古い角質を優しく取り除いてくれるという効果があります。
拭き取りも洗い流しも必要ないのが嬉しいポイントです!
⑧スカルプD ボーテ ピュアフリーアイラッシュセラム
こちらのまつ毛美容液にはオタネニンジン根エキス、オクタペプチドをはじめとする様々な有効成分が含まれていて、まつ毛エクステ、まつ毛パーマをしていても使用できます♡
5年連続売上ナンバーワンを達成しているアイテムです!
⑨ジュレリッチ ハンドトリートメント
こちらはエイジングケア効果のあるハンド美容液です。セラミドも配合されており、保湿効果も十分に期待できます♡
♥まとめ
いかがでしたか?ここまで見てきたように、美容液は種類も効果も本当に様々ですよね。
だからこそ、自分に必要な有効成分をしっかりと把握し、効果的な美容液を選ぶことが非常に大切になってきます。
この記事を参考に、ぜひお気に入りの美容液を見つけてくださいね♡