
人と会話をする際にみられるのが「首」です。
そんなときに、首のシワがあると一気に老けた印象になりますよね。
首のシワは自分ではよく見えませんが、実は他人からはとてもよく見えている場所です。
腕や足とは違い一年中露出していることがほとんどなので、紫外線の影響も受けやすい首ですがケアを怠りがちです。
そこで今回は首のしわ対策のできるケア方法について紹介します。
首のシワの原因
首のシワの原因は大きく分けると4つあります。
- 「加齢」によって肌弾力が低下することによるシワ
- 「紫外線」によって肌がダメージを受けることによってできるシワ
- 「乾燥」によるシワ
- 「姿勢の悪さ」によって皮膚に癖ができたことによるシワ
続いて、首のシワの原因について詳しくご紹介していきます。
加齢
加齢とともに肌の表面である真皮は衰えていきます。
そのため真皮にあるコラーゲンやエラスチンが壊れ、生成される量も減少していきます。
コラーゲンやエラスチンは肌の弾力を保つために必要なため、それらが減少すると皮膚はハリを失ってたるんでいきシワになってしまいます。
また、首の筋肉も加齢とともに衰えていきます。
筋肉が衰えると皮膚を内側から支えることができなくなり、たるみが起こるため首にシワができてしまいます。
紫外線
顔の紫外線対策は気をつけていても首の紫外線対策をしていないという人は多いものです。
紫外線はコラーゲンやエラスチンを変性させてしまうため、紫外線を浴び続けると肌の弾力は低下してシワの原因になってしまいます。
シワの原因となるUVAはすぐにダメージが現れるわけではないので、気づかないうちに肌に蓄積されていきます。
そのため、たるみやシワが目立ってきた頃には既に大量の紫外線が肌にダメージを与えているということになります。
特に首の皮膚は顔よりも薄いため、紫外線による肌ダメージも大きくなりがちです。
紫外線は肌の乾燥も招くため、しわにつながりやすくなります。
乾燥
首の皮膚は顔に比べて薄く、汗腺や皮脂腺が少ないためデリケートで乾燥しやすい部分です。
また、スキンケアでのお手入れをしていないという場合も多くケアを怠ってしまいがちです。
肌が乾燥すると水分保持力が低下してしまい、肌がしぼんだ状態になるためシワとなって現れてしまいます。
姿勢の悪さ
あごを引いたうつむきがちな姿勢は首にシワを寄せる状態となります。
この状態になりやすいのは
- スマホを見ているとき
- 本を読んでいるとき
- パソコンを使用するとき
- 頬杖をつく癖があるとき
- 高すぎる枕で寝ているとき
といった姿勢です。
この状態が長ければ長いほどシワが長時間キープされることになり、皮膚にシワを定着させてしまいます。
出来てしまった首のシワのケア方法
シワはできないように日頃から紫外線対策や姿勢に気をつけておくことが一番大切です。
しかし、既にできてしまったシワに対してもきちんとケアをすれば目立たなくすることは可能なんです!
次はできてしまった首のシワ対策についてご紹介していきましょう。
保湿ケア
先述したように首のシワの原因として乾燥があります。
そのため、首の保湿ケアをしてあげることで皮膚をふっくらとさせて首のシワを目立たなくすることができます。
首の皮膚はデリケートなため、ボディケアというよりは顔のスキンケアの延長だと考えて保湿ケアをしましょう。
顔に化粧水やクリームを塗った後は、そのまま首にも伸ばす方法がおすすめです。
マッサージ
マッサージをしてしわのケアをおこなうことが出来ます。
マッサージを行う時は必ずクリームやオイルを塗ってから行うようにしましょう。
マッサージ方法
- 両耳の下のくぼみを中指で押します。
- 指先全体で耳の下から鎖骨に向かって5回さすります。
- 反対側も同様に行います。
- 鎖骨下のくぼみから肩へ向かって5回さすります。
- 反対側も同様に行います。
- 鎖骨から脇の下まで5回さすります。
- 反対側も同様に行います。
ストレッチ
首のストレッチをしてしわを伸ばすケアをおこなう方法です。
ストレッチ方法
- 鎖骨の外側に手を置き、息を吸いながら顔(あご)を斜め45°の方へ伸ばします。鎖骨に置いた手と顔を引っ張り合いっこする感じです。
- 息を吐きながら顔をゆっくり下ろして力を緩めます。
- 1と2を5回くり返します。
- 鎖骨の真ん中に手を置き、息を吸いながら顔(あご)を斜め60°の方へ伸ばします。
- 息を吐きながら顔をゆっくり下ろして力を緩めます。
- 4と5を5回くり返します。
- 鎖骨の内側に手を置き、息を吸いながら顔(あご)を斜め80°の方へ伸ばします。
- 息を吐きながら顔をゆっくり下ろして力を緩めます。
- 7と8を5回くり返します。
- 反対側も同様に行います。
首のシワの対策方法
首の保湿ケアやマッサージ、ストレッチが首のシワには効果的ですがその他にも首のシワ対策はあります。
いくつかご紹介していきますので日常生活の中で意識してみてください。
枕の高さ
先述したように枕の高さがあっていないとしわの原因につながります。
一般的に多い就寝時間は6~8時間なので、毎日6~8時間も首にシワが作られた状態でいると当然シワが定着してしまいます。
枕の理想的な高さは人によって異なりますが、高すぎても低すぎても首のシワの原因になります。
理想的な寝姿勢である「立ったままの状態が寝姿勢になっても保たれている」という点をポイントに枕の高さを変えてみましょう。
自分の理想の高さになるようにバスタオルの枚数で調節してみましょう。
理想の枕に出会えない場合は、バスタオルで枕を作ると調整がしやすくなります。
食事での栄養補給
食事から摂取する栄養素が皮膚を作ります。
ということは、シワのない健やかな肌細胞を作るためにはきちんと栄養バランスのとれた食事をすることが大切ということです。
しわ対策に食べたい栄養素
- ビタミンC…コラーゲンの生成を促進
- ビタミンE…抗酸化作用
- イソフラボン…女性ホルモンの働き
以上の栄養素が首のシワ対策として積極的に摂取したい栄養素です。
どうしても不規則な食生活を送ってしまいがちという人はサプリメントで足りない栄養素の摂取をサポートするという方法もおすすめです。
ケアアイテム
首のシワ対策として首専用のクリーム(ネッククリーム)を使用するという方法もあります。
毎日の顔のスキンケアの延長で顔と同じスキンケアアイテムを使用して首の保湿対策をするのももちろん良いですが、美容成分がたっぷり入った首専用のクリームでケアしてあげることでふっくらとハリのある首になることができます。
普段の首のスキンケアは顔と同じものを使用して、首のマッサージをする時に専用のネッククリームを使用するという方法もおすすめです。
また、美顔器を持っている人は顔だけではなく首のケア用として使用することも可能です。
美顔器の種類と使用方法
- 超音波機能…保湿対策
- イオン導入機能…保湿対策
- マイクロカレント機能…マッサージ対策
- LED機能…コラーゲン生成の促進
といったように機能に合わせて首のシワ対策としても美顔器は使用できます。
美顔器は顔だけに使うものと思いがちですが、ぜひ首にも使用してみてください。
ヨガ
全身の筋肉を使用するヨガは姿勢改善が期待できるため、悪い姿勢によってできる首のシワ対策にも効果的です。
また、顔ヨガや首ヨガといったヨガなら首周辺の筋肉をほぐして伸ばすことができるため首のシワ対策にとてもおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
なかなか意識することのない首のシワですが、他人からはよく見られる場所です。
首のシワは一度できてしまうと改善するのに時間がかかるので、できる前にケアをしておくことが最も大切です。
ついつい忘れがちな首のケアですが、今回の記事を参考にぜひ意識して首のケアも行ってくださいね。