本当にわかってる?正しいスキンケアの方法とよくある勘違い

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「今のスキンケアの方法って本当に正しいのかな?」と不安になったことはありませんか?

ニキビやべたつきが気になり始める思春期のころから見よう見まねの自己流スキンケアをはじめて、今もなんとなくそのままスキンケアをしているという方も多いのではないでしょうか。実は肌トラブルの原因の多くは間違ったスキンケアなのです。よかれと思ってしていたスキンケアが逆に肌を傷つけていたということもよくあります。

そこで今回は正しいスキンケアの方法やよくあるスキンケアの勘違いなどを解説します。今までのスキンケアを振り返って、今日から正しいスキンケアを身につけましょう。

スキンケアの3つの目的

今では当たり前に行なっているスキンケアですが、子供のころは毎日洗顔料で洗顔をしたり化粧水や美容液でしっかり保湿したり…なんてあまりしませんでしたよね。スキンケアはなんのためにしているのでしょうか?肌が荒れるのはスキンケア不足のせい!とあれもこれもと新しいスキンケアアイテムを使っていませんか?

スキンケアの本当の目的は大きく分けて3つあります。

目的①汚れを落とすため
目的②うるおいを補うため
目的③刺激から守るため

それぞれについて詳しくチェックしていきましょう。

目的①汚れを落とすため

私たちの肌は常に外気に触れ、ホコリや汚れがついてしまう状態です。また、メイク汚れや汗、垢など肌には様々な汚れがついてしまっています。そんな汚れを落とすために行うスキンケア「クレンジング」「洗顔」です。

クレンジングは主に水だけでは落とせないメイクなどの油性汚れを落とすために行います。そして、洗顔は毛穴の汚れや汗、垢、皮脂などを落とすために行います。メイクをした日としてない日、外出した日としてない日といったように日によって汚れの量や種類は異なります。毎日同じ汚れがつくことはありません。ですから、毎日ただルーティーンのようにクレンジングと洗顔を行うのではなくその日の汚れに合わせてスキンケアをする必要があるのです。

 

目的②うるおいを補うため

生まれたての赤ちゃんのお肌がもちもちでつるつるであるように、私たちの肌は本来自らうるおいを作り出す力を持っています。しかし、毎日の生活の中で皮脂が過剰に分泌してしまったり食生活の乱れやストレスなどから肌状態が悪化してしまうことがあります。うるおい成分も年齢を重ねるごとに減少していってしまいます。そこで、肌の作り出すうるおいを補うのがスキンケアの役割です。決して肌のうるおいは全てスキンケアでまかなうことはできません。スキンケアはあくまでサポート役です。

季節や体調によって肌が乾燥してしまう時は足りない水分を化粧水で補ったり、お肌の水分の蒸発を防ぐために乳液やクリームを塗ったりします。それは、肌が作り出すうるおいだけでは不十分な時に補ってあげるものなのです。

スキンケアは肌の力をサポートしてあげる役割を持っています。

 

目的③刺激から守るため

お肌にとっての最大の敵は「紫外線」です。紫外線を浴びることで、シミやそばかすを作り出し肌老化を進める原因になってしまいます。紫外線によるダメージは蓄積されていくため、浴びる前にしっかりと予防することが大切です。スキンケアを何もしていないお肌はとても無防備な状態です。外出する際、日焼け止めなどで紫外線対策をすることは肌を紫外線の刺激から守るためです。また、お肌が弱い方や敏感肌の方は外部からの刺激がお肌に炎症を起こしたり、赤みやかゆみの原因となったりしてしまいます。正しいスキンケアをすることで、これらの外部からの刺激に強いお肌を作ることができます。

デリケートなお肌をしっかりと刺激から守るためにスキンケアを行うのです。

 

正しいスキンケアの方法5つのポイント

スキンケアにはそれぞれ意味や目的があります。その目的を達成するためには、正しい方法でスキンケアをすることが必要です。スキンケアは基本的に、

クレンジング(メイクをした夜のみ)→洗顔→化粧水→美容液→乳液・クリーム→日焼け止め(朝のみ)

の順番で行います。

ここでは、それぞれ正しいスキンケアの方法を5つご紹介します。特別なことはありません。これまでただなんとなく行なっていたスキンケアを、しっかりと意識して行うだけでお肌の状態は良くなってくるはずです。

・クレンジングは汚れを浮かせて落とす
・皮脂を残した洗顔
・化粧水・美容液は適量を肌に浸透させる
・乳液・クリームで水分の蒸発を防ぐ
・日焼け止めはこまめに塗り直す

これらのポイントをおさえたスキンケアを心がけましょう。

クレンジングは汚れを浮かせて落とす

クレンジングの目的はメイクの汚れを落とすことです。「メイクを落とす」と聞くと、毛穴に入り込んだファンデーションや塗り重ねたアイメイクなどをゴシゴシこすって力で落とすイメージを持っていませんか?クレンジングの際に、力を入れるのは絶対にしてはいけないことです。確かにメイクは中々落ちない頑固な汚れです。だからと言って、食器のようにゴシゴシ力づくでこすってしまうとメイク汚れは落とせても肌に必要なうるおい成分まで一緒に洗い流してしまったり、デリケートな肌を傷つけてしまいます。

クレンジングをする時は、必ず「メイクを浮かせる」ようにしましょう。どんなクレンジング剤を使うにしても、肌に優しく乗せて軽くなじませるとメイク汚れが肌からクレンジング剤に浮いてきます。浮かせた汚れをぬるま湯で洗い流せば、肌を傷つけることなくメイク汚れだけを落とすことができるのです。

ここでのポイントは、

・クレンジングの量はケチらない(製品に記載された量を守る)
・力でゴシゴシこすらずに、優しく馴染ませるだけ
・洗い流すときはぬるま湯で
・メイクが浮いてきたらすぐに洗い流す(長時間のクレンジングを避ける)

です。

クレンジングという行為自体がお肌にとっては負担になってしまいます。なるべく負担を小さくするために、素早く優しく行いましょう。

 

皮脂を残した洗顔

洗顔のポイントは「落としすぎない」ことです。お肌はターンオーバーといって自ら常に生まれ変わる力を持っています。新しい細胞を作り、古い細胞が落ちていくのを繰り返しています。しかし、洗顔をしすぎることでまだ落ちるはずのない角質を落としてしまうことになります。するとターンオーバーが乱れてしまい、乾燥肌やオイリー肌、敏感肌、ニキビなどの肌トラブルの原因となってしまうのです。「皮脂=肌に悪いもの」と思い込み、洗顔やあぶらとり紙で一生懸命皮脂を落としている方は多いのですが、これは肌にとって逆効果なのです。皮脂は肌が作り出した最も素晴らしい天然のうるおい成分です。高級クリームで保湿するよりも効果的でしょう。ですから、洗顔をする時はしっかりと肌に皮脂を残してあげるようにしましょう。少し物足りないと感じるくらいで大丈夫です。

洗顔は手短に30秒くらいでさっと流してあげるのがポイントです。もちろんクレンジング同様、やさしくこすらないのも大切です。お肌が自ら生まれ変わる力をサポートしてあげられるように皮脂の落としすぎには注意したいですね。

 

化粧水・美容液は適量を肌に浸透させる

化粧水や美容液の役割はお肌に水分や美容成分を与えることです。洗顔後の肌は水分が蒸発しやすい状態です。化粧水や美容液でしっかりと水分や美容成分を与えてあげることで、お肌のうるおいを補うことができます。しかし、ポイントはその使い方です。

化粧水や美容液の最も効果的な使い方は「じっくり浸透させること」です。よく化粧水を手でパタパタとパッティングしながら付けている方を見かけます。しかし、パッティングの場合手のひらと肌が触れ合う時間はとても少ないです。手の勢いや衝撃で化粧水が肌に浸透しているように感じてしまいますが、手のひらやコットンを使ってじっくりと浸透させてあげる方が良いです。

ポイントは、

・肌の奥まで押し込むように時間をかける
・少し圧をかけながら浸透させる

 

より浸透させるためにはコットンパックがおすすめです。湿らせたコットンに普段使っている化粧水をたっぷりしみこませて、何枚かに割いて3分間肌に乗せるだけ。

ゆっくりと時間をかけて浸透していくので、手でつけるよりもしっとりしているはずです。化粧水や美容液は、ただ付ければ良いというものではありません。肌の表面だけではなく、毛穴の奥の肌の土台部分までうるおいを届けるようなイメージでじっくり浸透させることを意識しながら行うことが大切です。

 

乳液・クリームで水分の蒸発を防ぐ

乳液やクリームの多くは油分を含んでいます。これらの油分によって、化粧水や美容液でお肌に与えた水分が蒸発するのを防ぐ役割があります。お肌にフタをするイメージですね。オイリー肌やニキビが気になる方は「油分=ニキビ、べたつきのもと」と思ってしまう方が多いです。しかし、美しいお肌に大切なのは水分量と油分量のバランスです。どちらもしっかりと補給してあげなければ、お肌のバランスが崩れてしまいます。油分を補給せずにそのままにしてしまうと、お肌の水分がどんどん蒸発してしまいます。すると肌はそれを補おうと過剰に皮脂を分泌してしまうのです。過剰な皮脂の分泌は毛穴の詰まりや顔のべたつき、ニキビの原因となってしまいます。

適度な油分の補給は、過剰な皮脂の分泌をおさえてくれるのでどんな肌質の方もしっかりと乳液やクリームを使いましょう。

 

日焼け止めはこまめに塗り直す

紫外線の防止といえば、日焼け止めクリームですよね。日焼け止めには様々な種類があり、SPFやPAなどの数値で日焼けを防ぐ力やその持続時間などを表しています。

日焼け止めを選ぶときに「とにかく数値の高いもの」を選んでいませんか?

実は、しっかりと紫外線を防止するためのポイントが2つあります。

・その日の行動に合わせて日焼け止めを選ぶ
・日焼け止めはこまめに塗り直す(3時間ごとが理想的)

日焼け止めは紫外線を吸収するものですから、お肌に良いとは言えません。数値が高ければ高いほど、お肌に優しくなくなってしまいます。しかし、紫外線を直接浴びるわけにはいかないので最低限の強さの日焼け止めを選ぶことが大切です。通勤や通学のときだけ紫外線を浴びて、ほとんど室内にいる日はSPF20〜30、PA++くらいで十分です。

ビーチやスポーツなどで長時間紫外線を浴びる場合は、SPF50 PA+++など強いものが必要でしょう。

そして、日焼け止めは朝塗れば1日効果が持続するものではありません。強い日焼け止めを1回塗るよりも、弱い日焼け止めをこまめに塗り直す方が効果は高くなります。

3時間ごとに塗りなおすのが理想的ですが、難しい場合は紫外線をカットするパウダーなどをこまめに塗り直すなどの工夫をしましょう。

 

よくあるスキンケアの勘違い

物心がついたころから自己流のスキンケアを続けてきたという方は多いのではないでしょうか?実は良いと思ってしていたスキンケアが逆効果だったということもよくあります。よくあるスキンケアの勘違いをご紹介します。

これまでのスキンケアを振り返ってみましょう。

勘違い①毛穴汚れはしっかり洗顔&オイルクレンジングで落とす!

毛穴に詰まった汚れ、黒ずみが気になったときどんなケアをしていますか?いつもより念入りに洗顔をしたり、オイルクレンジングで溶かして落とせる!と思っていませんか?実は、毛穴の黒ずみは洗顔をしっかりしても、オイルクレンジングでも落とすことはできません。毛穴の黒ずみの正体は角栓です。

角栓は古い角質や皮脂が混ざり合ったものですが、角栓の70%がタンパク質(古い角質)なのです。

皮脂はわずか30%。

オイルクレンジングや洗顔で、油分である皮脂は落とすことができますが角栓が落とすことができないのは角栓がタンパク質でできているからなのです。つまり、角栓はオイルで溶けるということはなく、どれだけゴシゴシこすっても落とすことはできません。

毛穴の汚れを落とすためには、酵素洗顔やピーリング洗顔などタンパク質と結びつく性質の洗顔料でこまめに古い角質を落とすことがポイントです。汚れの原因や性質を理解することで、最も効率的なケアの方法がわかります。毛穴の黒ずみにお悩みの方は是非参考にしてみてください。

 

勘違い②保湿にはとにかくクリームを塗る!

「お肌には保湿がとても大切です!」とよく聞きますが、保湿とはどういったケアのことだと思いますか?保湿と聞くと、クリームや乳液などの油分をたっぷり与えることでお肌をしっとりさせるようなケアを考える方は多いのではないでしょうか。もちろんクリームなどで油分を与えることは保湿にとって欠かせませんが、その前にさらに大切なことがあります。それは「水分」です。

美しいお肌は水分と油分がバランスよくたっぷり含まれている状態です。油分だけを与えても水分が足りていなければ、美しいお肌をつくることはできません。クリームをたくさん塗るよりも、じっくりたっぷり化粧水や美容液で水分を与えてあげることが大切です。そもそも、乳液やクリームなどの役割は「お肌の水分の蒸発を防ぐ」ことです。お肌にたっぷりと水分がなければ、蒸発を防いでもあまり意味がありませんよね。お肌の奥からしっかりと保湿をしたいときは、油分より先に水分をたっぷり与えてあげることを意識しましょう。

コットンパックなどで時間をかけて水分を与えてあげることで、お肌に水分がより浸透しやすくなります。

 

勘違い③スキンケアは絶対毎日しなければならない!

スキンケアをしなければお肌が荒れてしまうから毎日丁寧に欠かさずやっています!という方は多いですよね。もちろん正しいスキンケアを毎日続けることはお肌にとって大切なことです。しかし、スキンケアは毎日必ずしなければいけないことではありません。

スキンケアとは「お肌に不足しているものを補うサポート役」です。お肌が必要としているときだけ行えばよいのです。スキンケアアイテムは数え切れないほど多くの商品が販売されているので、ついつい「あれもこれも…」といろんなものを使いたくなってしまいます。しかし、スキンケアのしすぎはお肌にとって逆効果になることがあります。お肌は本来自らの力でうるおいを作り出し、美しいお肌を保つ自然治癒力を持っています。しかし様々なスキンケアアイテムをお肌に与えてしまうことで、自然治癒力が弱くなってしまうのです。これにより、お肌が乾燥してしまったり敏感肌になってしまったりするパターンが多いのです。

おすすめなのは週に1回「肌断食」を行うことです。

肌断食とは、スキンケアを全く行わないことです。洗顔をした後に何もつけずに過ごします。しかし、仕事や学校などでメイクをせずに過ごすことは難しいですよね。ですから、週末の1日だけを肌断食に当ててみましょう。肌断食をするとお肌が乾燥したり荒れてしまうことがありますが、これはお肌がスキンケアに頼りきってしまっている証拠です。長期間続けることにより、お肌が自らうるおいを作り出してくれるようになります。また、スキンケアをしないお肌の状態をチェックすることで、本当に必要なスキンケアを知ることもできます。スキンケアは、ルーティーンとして行うのではなくお肌が必要としているケアだけを行うことが基本です。毎日起きたときに、お肌の状態をチェックする習慣をつけると少しの変化にも気付きやすくなり、適切なケアをすることができます。

お肌としっかり向き合って、自分に合ったスキンケアを見つけていきましょう。

 

さいごに

正しいスキンケアの方法について解説してきましたが、いかがでしたか?

お肌は常に変化しています。

スキンケアは自己流で行なってきたという方も、しっかり勉強してきたという方も、日々自分のお肌の状態をチェックしながらスキンケアを変えていくことが大切です。

思い込みや慣れを取り払って、自分のお肌が必要としているケアをしっかりとすることを心がけましょう。

風邪を引いたときは病院で診察を受けて治療するように、お肌も毎日チェックして適切なスキンケアをすることが美肌への近道です。

 

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