何もしないスキンケア「肌断食」で美肌をつくる秘密とは?

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何もつけないスキンケアをご存知でしょうか?

スキンケアなのに何もつけないって不思議に感じてしまいますよね。

スキンケアといえば、洗顔や化粧水、乳液、美容液など様々な種類のスキンケアアイテムを使ってお肌をケアするイメージが強いと思います。

しかし、この「何もしないスキンケア」ではその名の通り一切スキンケアを行いません。

肌断食とも呼ばれるこのスキンケア方法は最近話題となっています。

今回は、何もしないスキンケア「肌断食」の種類や正しい方法、メリットやデメリットなどについて解説します。

 

何もつけないスキンケア「肌断食」

 

断食といえば、決められた日数の間を何も食べずに水だけを飲んで生活することをイメージしますよね。

肌断食はお肌の断食なので、「水で顔を洗うだけ。そのほかのスキンケアを一切しない」ことを言います。

断食にも様々なやり方や種類があるように肌断食にも種類があります。まずは肌断食についてしっかりと理解しましょう。

 

肌断食の種類

肌断食には大きく分けて2つの種類があります。

「本格的に長期間行う肌断食」「数日間行う簡単な肌断食」です。

 

長期間行う肌断食

本格的な肌断食は、医師の宇津木隆一さんや長年美容業界の専門家として活躍される牛田専一郎さんの提唱される肌断食方法で、「宇津木式」「牛田式」とも呼ばれています。

一般的な肌断食よりも制限が多く、肌に触れる全てのものを排除するという考えが基本にあります。

スキンケアはもちろん日々のメイクやシャンプー、リンス、衣服につかう洗剤なども使わないという徹底的な肌断食方法です。

この肌断食は毎日のスキンケアにおいて取り入れる方法であり、すぐに取り入れることは難しい方法です。

長期間の計画で、少しずつスキンケアアイテムを減らしていくという方法もありますが、「メイクをしない」「顔を洗わない」といった方法を今後ずっと続けるということは難しいと思う方は多いでしょう。

 

短期間の簡単な肌断食

一方、一般的に知られる簡単な肌断食はプチ断食のように週末だけ行うものや2〜3日行うものなど短期間であったり、化粧水だけ使うものや夜だけスキンケアをしないものなど様々です。

週末などの1日を使って、朝から夜まで肌に何もつけない日をつくるという方法が一般的です。

この方法は、日々の仕事や外出でメイクをする必要のある方でも取り入れやすいですし、続けやすい方法です。

肌断食をスキンケアに取り入れたいという方は、まずはこの方法から試してみましょう。

週に1日の肌断食でも、毎日過剰なスキンケアによって眠っていたお肌の力を少しずつ呼び覚ます効果が期待できます。

 

肌断食で肌本来の力を引き出す

肌断食の目的は、ただ単にうるおいのあるお肌を作ったり保湿をしたりといったものではなく、本来お肌が持っている力を引き出すことにあります。

間違ったスキンケアによって崩れてしまったターンオーバーや敏感なお肌の状態を、お肌の持つ力だけで健康なお肌にするために肌断食を行います。

ですから、肌断食を行ってすぐに効果が現れることはありません。

今まで行っていたスキンケアを突然辞めるわけですから、当然お肌がカサついたり乾燥やごわつきが起こります。

肌断食によって、肌本来の力を発揮できるようになるまでは最短でも1ヶ月は必要です。

もちろんお肌の状態や生活習慣なども影響するので、全ての人に効果があるわけではありません。

肌断食は、お肌の本来持っているバリア機能や回復機能を元の状態に戻すことが目的です。

この考え方がお肌に「与える」ことを目的とした他の美容法とは根本的に異なっています。

 

肌断食のメリットとデメリット

様々な美容法やスキンケアアイテムが溢れる今日。

これまでたくさんのスキンケアアイテムを丁寧に使ってきたものを、何もつけないスキンケアに切り替えるというのはどうしても不安になってしまいます。

そこで、肌断食のメリットとデメリットをご紹介します。

 

肌断食のメリット

肌断食のメリットはやはり「お肌を根本から生き返らせる」ことです。

毎日しっかりとスキンケアをしていても、お肌の調子がよくならない場合はスキンケアのしすぎが原因かもしれません。自分にとって必要最低限のケアを心がけたいですね。

メリット①お肌本来の力で美しいお肌を作る

肌断食により、お肌は自分の力でお肌を作ろうとします。

毎日何気なく行っているスキンケアは本当にお肌にとって必要でしょうか?良かれと思ってつけていたスキンケアアイテムが実はお肌に負担をかけていたということもあります。

生まれたての赤ちゃんが何もつけなくても美しいお肌であるように、人間には自然治癒力が備わっています。

もちろん年齢を重ねたり日々の外的刺激によってスキンケアの必要性は出てきますが、お肌の自然治癒力をスキンケアによって押しつぶしていませんか?

肌断食をすることで、お肌本来の力を呼び覚まし自らの力で美しいお肌を作ることができます。

 

メリット②肌にかかる負担をなくす

毎日のスキンケアを思い出してみましょう。

朝は洗顔と化粧水、美容液や乳液で肌を整えてから日焼け止めで紫外線を防止。

さらにファンデーションやアイメイクやリップなどのメイクアップをしますよね。

夜にはメイクを落とすためのクレンジングから始まり、洗顔と化粧水、美容液や乳液、クリーム…と1日の中でも様々なアイテムを肌につけていることがわかります。

それらはお肌にとって、それぞれに差はあるものの多少の刺激を与えてしまっています。

クレンジングはメイクを落とすために肌に必要な皮脂を奪ってしまうことがありますし、化粧水をつけるときに強くパッティングしてしまうとお肌に余計な刺激を与えてしまいます。

肌断食をすることによって、それらの刺激を限りなくゼロにすることができます。ケアのしすぎでお肌が疲れているときには、お肌への刺激を少なくすることを心がけましょう。

 

メリット③手間や経済的な負担の軽減

最後のメリットはおまけのようなものですが、肌断食をするということはスキンケアを全くしないということです。

つまり、スキンケアアイテムが必要ないのでスキンケアをする時間も必要ありませんし、スキンケアにかかるお金も必要ありません。

ただし「スキンケアが面倒だから」「スキンケアにお金をかけたくないから」といった理由で肌断食をすることはあまりおすすめしません。

お肌本来の力を取り戻して、美しいお肌にするための肌断食です。

常にお肌の状態を自分でチェックすることも大切ですから、お肌を雑に扱って良いということは決してありませんので注意しましょう。

 

肌断食のデメリット

「お肌を生まれ変わらせる」という魅力的な肌断食ですが、もちろんメリットばかりではありません。

肌断食を行うことのデメリットもしっかりと理解した上で肌断食にチャレンジしましょう。

デメリット①全ての人に効果があるわけではない

肌断食は「もともと肌が持っている自然治癒力を取り戻す」ものですから、生まれつきお肌の弱い方には効果が期待できないでしょう。

本来持っている力より、さらに治癒力を高めることはできません。

ですから、生まれつきお肌が敏感で弱いという方は自然治癒力を高めることは難しいでしょう。しっかりとスキンケアを行い、お肌に足りない水分や油分をスキンケアアイテムで補う必要があります。

肌断食は、もともとお肌に自然治癒力がしっかり備わっているにも関わらず間違ったスキンケアやスキンケアのしすぎでお肌の力が弱まってしまっている方に効果的な方法です。

全ての方に効果的な方法ではありませんので、自分のお肌をしっかり見極めてから行いましょう。

 

デメリット②肌断食初期は肌が荒れる

肌断食は、これまで行ってきたスキンケアを辞めるわけですから慣れないうちはお肌が荒れてしまいます。

これは肌断食を行う上で当たり前のことなのですが、肌が荒れてしまうことで「肌断食で肌が綺麗になると聞いたのに、肌が荒れてしまった!失敗だ!」と諦めてしまう方がとても多いです。

食べ物を食べずに過ごす「断食」でも、開始直後は吹き出物が出来たり気分が悪くなるなどの症状があらわれますが、これらは「好転反応」と呼ばれ体が良い状態へと向かっている間に起こるものです。

肌断食において、これらの肌荒れは好転反応です。

スキンケアのしないことにお肌を慣らす必要があります。最も多い肌トラブルは乾燥でしょう。

どうしても乾燥の気になる部分には「ワセリン」を塗ることで対応します。顔全体に塗るのではなく、乾燥している部分にのみ塗ることで肌にかかる負担を最小限に乾燥を防ぐことができます。

ワセリンはドラッグストアなどで簡単に購入できるので肌断食中の乾燥が気になる方は使ってみてください。

 

デメリット③メイクができない・刺激を受けやすい

肌断食中は、肌になにもつけないことが基本ですからもちろんメイクはできません。

ですから、メイクをしなくても良い週末などを選んで肌断食を行う必要があります。また、日焼け止めやファンデーションを塗ることができないので、お肌を守ることができません。

紫外線の刺激を直接受けてしまうので、肌断食をする日はなるべく家から出ない方が良いでしょう。

肌断食をするには、このような制限ができてしまうため1日中家にいることが難しいという方には向かない方法かもしれません。

紫外線対策をせずに外で出てしまうと、肌断食の効果よりも紫外線による刺激を多く受けてしまいシミやそばかすの原因となってしまうので気をつけましょう。

 

何もしないスキンケアで美肌を手に入れる方法

スキンケアと言えば「すればするほど良い」「値段が高ければ高いほど良い」「なくてはならないもの」だと思い込んでいませんか?

もちろん、お肌の足りない部分を補うためにスキンケアは有効です。

しかし、最近では過剰な広告や多くの化粧品の販売によって「スキンケアはしなければならないもの」だという認識が強くなってしまっています。

しっかりとスキンケアをしていてもお肌の調子がよくない。という方はスキンケアのしすぎが原因ではありませんか?

心当たりのある方は美肌のためのスキンケアとして肌断食を取り入れてみましょう。

週1回の肌断食でお肌を休ませよう

お肌の1日を振り返ってみると、朝は洗顔後にスキンケアをしてメイク、夜はメイクを落としてスキンケア。

と、1日の中でお肌に何もつけていない時間がとても短いことに気づきます。

これでは、お肌本来の自然治癒力は発揮されることもなく眠ったままになってしまいます。

お肌の調子がよくないな…という方は「肌断食」を週に1回取り入れてみましょう。

朝起きて、洗顔をしたらそのあとは何もつけません。夜も洗顔のみ。もちろんメイクもしません。

乾燥がどうしても気になる部分にだけワセリンを塗りましょう。

毎日肌断食をしなくても、週に1回取り入れるだけで毎日ずっと化粧品をつけられていたお肌を休ませてあげることができます。

お肌のトラブルに悩んでいる方ほどケアをしすぎてしまいます。

実はそれが逆効果なのです。

「こんなにケアしているのになんでお肌が綺麗にならないのかな」と悩んでいる方は週に1回の肌断食を試してみてください。

スキンケアをやりすぎていませんか?

「週に1日メイクをしない日を作る」ことが難しいという方もいらっしゃると思います。

そんな方は、毎日のスキンケアを一度振り返ってみましょう。

 

「しっかりケアしなきゃ!」とクレンジングや洗顔でゴシゴシ肌をこすっていませんか?

「保湿も、毛穴も、美白も…」と色々なスキンケアをたくさん使っていませんか?

 

お肌は本来自分の力で肌を常に生まれ変わらせ、うるおいを作り出します。

肌断食ができないという方でも、毎日のスキンケアから「引き算」をしてみましょう。皮脂はお肌の大切なうるおい成分です。

クレンジングや洗顔はお肌をこすらずになるべく短時間でさっと終わらせましょう。少し物足りないくらいがちょうど良いです。化粧水や美容液はあれもこれもと欲張らずに、その時にお肌が求めているものだけを与えてあげましょう。

カサつきが気になる時は保湿美容液を使ったり、くすみが気になるときはスクラブ洗顔をしてみたりとその時に応じて変えていきます。

そのためには毎日のお肌の状態をチェックすることが大切です。

スキンケアアイテムの使いすぎはお肌にとってもストレスになってしまいます。

「最低限のスキンケア」を常に心がけることで、肌断食ができなくても「何もしないスキンケア」を取り入れることができます。

 

さいごに

お肌を綺麗にしたい!という想いから、スキンケアアイテムを使いすぎてしまったり過剰なスキンケアをしてしまっている方はとても多いです。

しかし、私たち人間のお肌はスキンケアをしなくても健康な状態を保つ機能を持っています。

それらをしっかりと引き出して、足りない部分をそっとケアしてあげる。

スキンケアの考え方を少し変えてみましょう。

本当に必要なスキンケアだけを見つけて、不要なスキンケアを削ぎ落としていくことでお肌本来の力を引きもどすことができます。

その方法として「肌断食」が効果的ですが、自分の肌質や生活スタイルに合わせたスキンケアの「引き算」ができると、より美肌に近づくことができます。

是非、これまでのスキンケアを見直して今日からお肌の声に耳を傾けてみましょう。

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