
美容にこだわる女性の天敵「シミ」。
老化にともなって出てくると思いがちですが、20代から出てしまう方も多くいらっしゃいます。
せっかく美容にこだわっていても、シミが増えてきたら気分が下がってしまいますよね。
この記事ではシミの原因と対策方法、おすすめの美容液をご紹介します。シミのケアを怠らず、いつまでも綺麗な肌をキープしましょう。
シミの原因
シミの種類
シミの種類は主に4種類あります。原因のほとんどが紫外線ですが、ホルモン由来のものもあります。
まずは原因をしっておきましょう。
①老人性色素斑
原因は紫外線です。
もっとも多いシミの種類で、褐色から黒の1cm前後であることが多いです。
顔や手、腕など日光に当たりやすい部分にでき、50〜60代の方はほとんど皆あります。
早ければ20代であらわれる人も。レーザー治療で治すこともできますが、高額なので一般人には難しいかもしれません。
②肝斑
原因は不明ですが、女性ホルモンと関係があると言われています。
妊娠や避妊薬などが影響しており、閉経とともに治ることもあります。
また、顔をさわったりこすったりする癖のある人もなりやすいです。
黄色人種の30〜40代女性に多く発症します。レーザー治療以外にも飲み薬や塗り薬があります。
③そばかす
原因は紫外線です。
目の下にできやすく、3~5mmほどの大きさになります。大人に限らず、幼児や思春期の子供にもよく見られます。
白人に多いですが、日本人でも色の白い人は出やすいです。紫外線を防ぐことが最も重要ですが、症状がひどい場合はレーザー治療で治すこともできます。
④炎症後色素沈着
炎症が治った後、跡が残りシミのようになってしまった状態です。
アトピーやかぶれ、虫刺され、やけど、すり傷が原因になることが多くあります。レーザー治療が可能です。
シミが出来るメカニズム
シミの原因は老化や紫外線、肌の乾燥、炎症や物理的な刺激、女性ホルモン、生活習慣(ストレス)など複合的です。シミのでき方の基本は下記でご説明します。
皮膚のサイクルが乱れること
皮膚の細胞は通常28日で生まれ変わります。
紫外線の影響でできた「シミの元」も28日で剥がれ落ちるのです。
しかし、シミの元が多く作られたり、28日の周期が乱れるとシミが残ってしまいます。
長期間太陽光を浴び続けたり、たばこやストレスで皮膚に悪影響を与えたり、不規則な生活で血行が悪くなったりするとメラニンの剥がれ落ちるタイミングがズレてしまいます。
シミを放置すると、イボ状のシミに移行したり、皮膚がうろこ状になったり、かさぶたのようになることもあります。
また、病気が隠れている可能性もあります。「シミだと思っていたら皮膚ガンだった」ということもあるのです。
通常のシミは太陽光の当たる場所にできますが、太陽光が当たらないはずの背中や胸、お尻にシミができた時にはガンの可能性も視野に入れましょう。
シミの対策・ケア方法
まずは紫外線対策をするのが基本です。春先や夏は対策をする人が多いですが、実は年間を通して紫外線を浴びています。対策方法としては、日傘の使用や長袖長ズボンの着用、サングラス、日焼け止めクリームの使用などが必要です。
スキンケア
保湿と日焼け止めクリームの塗布が大切です。
肌が乾燥していると、バリア機能が衰えて紫外線の影響を受けやすくなります。
洗顔後はすぐに化粧水などで保湿することが大切です。
洗顔はなるべく泡状で行いゴシゴシこすらず、肌を優しく包むように洗いましょう。
洗い流す時に重要なのが、ぬるま湯を使うことです。
冷たい水で洗い流すと毛穴が引き締まり、化粧水が浸透しなくなってしまいます。また、熱いお湯だと皮脂を洗い流してしまうので、バリア機能が奪われるのです。
食べ物
スキンケアも大切ですが、体を作るのは食べ物です。
特にビタミンEは血行促進、抗酸化作用がありますし、ビタミンCはメラニン色素の生成を抑える働きがあるので積極的に摂取しましょう。
ビタミンE,Cが含まれている食材
ビタミンC…ブロッコリー、キウイフルーツ、イチゴ、柑橘類
ビタミンE…ナッツ、アボガド、玄米、鮭
ただし、ビタミンは体の調子を調える成分です。
皮膚を構成する成分はタンパク質なので、タンパク質の摂取を基本とした上でビタミンの摂取を心がけましょう。
メイク
シミやそばかすができてしまったら、メイクで隠すのが一番手っ取り早いですよね。
シミ消し用のコンシーラーも売られていますので、シミができてしまった時にはメイクを活用しましょう。
メイクでシミを隠す方法
- 発光感の強いツヤ系の下地を気になる部分に塗る
- 毛穴を埋めるようにしっかり塗る
- ペンシルタイプのコンシーラーでシミやそばかすを塗りつぶす。できるだけ汗や水分に強いタイプを選ぶ
- スティック型のコンシーラーで重ね塗りをする
- パウダーを重ねて仕上げる
マット感の強いコンシーラーや肌の色に合っていないコンシーラーは色が浮くので使わないようにしましょう。
シミ対策のできる美容液の選び方
目的に合ったものを選ぶ
自分がどんな美肌になりたいのか?目的によって以下の3種類から選びます。
1ヶ月ほど毎日使い続けないと効果を感じられないこともありますので、色々なものを試すのではなく、まずは1つのものを使い続けましょう。
保湿美容液
保湿はスキンケアの基本です。
「セラミド」という成分を配合した商品は保湿力が優れています。
特に「セラミド2」のように「セラミド+数字」で記載されているものはセラミドにこだわった製品です。
他には大豆系の成分が含まれていると保湿力が高いと言えます。
美白美容液
シミ以外にも、黒ずんだ毛穴が気になる方は「美白美容液」がおすすめです。
シミも黒ずみもメラニン色素の問題が大きいのですが、美白美容液がその悩みを解消することができます。
エイジングケア美容液
ただ単に保湿力が高いだけでなく、蒸発を防いだりビタミンなどの成分が配合されたりと様々な工夫がされた商品が多くあります。
成分で選ぶ
シミのケアに効果的な成分と、避けるべき成分を知っておきましょう。
シミの無い肌にいい成分
- セラミド
- スフィンゴ脂質
- 水素添加大豆レシチン
- ステアリン酸コレステロール
- ヒアルロン酸
- コラーゲン
- エラスチン
- ヘパリン類似物質
シミの原因になる成分
- クマリン
「クマリン」は植物性のものに含まれています。
植物性の化粧水や美容液を使う場合は含まれていないか注意しましょう。
肌の状態にあったものを選ぶ
肌の調子が良くない時は、普段使っている美容液でも刺激になる可能性があります。
気になる方は、無添加でアルコール不使用のものを選ぶようにしましょう。
使い続けられるものを選ぶ
結局は継続が大事です。「高くて効果があるけど、ちょっとしか使えない」だと、残念ながら効果を発揮できません。
継続できる値段の商品を選びましょう。
おすすめの美容液
タカミエッセンスCE 機能性美容液 5,980円 (税込)
美白効果のある美容液です。毛穴の黒ずみや肌のくすみに効きます。洗顔と化粧水の後にササッと使うだけで効果を感じられる優れもの。
化粧水と乳液のみでケアしている方は、ぜひ導入してほしいアイテムです。スポイト式で使えるので衛生面も安心。黒ずみやくすみを解消したい方におすすめです。
保湿成分:セラミド1・セラミド2・セラミド3・セラミド6
有効成分:ビタミンC・ビタミンE
効果:毛穴の黒みず、肌のくすみの解消
ビタブリッドC フェイス ブライトニング 5,090円 (税込)
商品名にもなっているように、ビタミンCがたっぷり配合されています。ビタミンCには美白効果や抗酸化作用、新陳代謝を促進して肌のリズムを整える効果、余分な皮脂を抑える効果があります。日常の食事でビタミンが足りていない方におすすめです。
1ヶ月ほど使い続けると、透明感のある肌を実感できるはずです。
保湿成分:ー
有効成分:ビタミンC・ミネラル
効果:ー
iP美活パワームース 5,400円 (税込)
肌への吸い付きが強く、馴染みの良い美容液です。乾燥によって肌がゴワゴワしていても、この美容液を使うと水分がスーッと浸透していくのです。
キメが整い、化粧のノリが良くなります。密着感を実感したい方はぜひお使いください。
保湿成分:ー
有効成分:高濃度マイクロ炭酸
効果:化粧ノリの良さ、保湿力
肌美精 リンクルケア 濃密潤い美容液 799円 (税込)
コスパ重視でエイジングケアをしたい方におすすめの美容液です。乾燥による小じわを解消してくれます。
目元や口元は乾燥やしわが出やすい部分なので、ピンポイントで使うのもおすすめです。年齢を感じ始めたらぜひお使いください。
保湿成分:コラーゲン・ヒアルロン酸・セラミド
有効成分:レチノール誘導体・ローヤルゼリーエキス
効果:小じわの解消
メラノCC 美容液 878円 (税込)
シミやニキビの対策に効果のある美容液です。主な有効成分はビタミンCやビタミンE、殺菌成分、抗炎症成分など。厚生労働省に認可された医薬部外品なので安心して使うことができます。
使用する際の注意は、できるだけシミができる前に使い始めること、ニキビが悪化する前から塗り始めることです。医薬部外品は「治療」よりも「予防」に重きを置いた製品ですから、肌が気になる前に使うことをおすすめします。
顔のどの部分にシミやニキビができるか予測するのは難しいので、顔全体に塗るようにしましょう。
保湿成分:ー
有効成分:ビタミンC・ビタミンE誘導体
効果:シミ・ニキビ予防
まとめ
根本的にシミを防ぐには、紫外線対策をしっかりすることが大切です。
その上でご自分の肌に合った美容液を取り入れ、肌の代謝サイクルをキープすることを心がけましょう。
必ずしも高級な美容液を使う必要はありません。継続して使える美容液を選び、長期的に効果を実感しましょう。